Kotlin雑感
Java読書会に参加するために勉強し始めました
- 作者: Dmitry Jemerov,Svetlana Isakova,長澤太郎,藤原聖,山本純平,yy_yank
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2017/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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kotlin自体にすごく興味があった訳ではないのですが、 いざ学び始めると、新しいプログラミング言語に触れる体験ってかなりワクワクするものだったことを思い出しました。*1
Kotlinとは?
- Groovy,ScalaのようなモダンなJVM言語の一種
- 開発元はチェコのJetBrains。*2
- 実用性を考えて作られている
- 実験的な機能は搭載されていない
- 他の言語で成功した概念を多数吸収
- 研究目的の言語とかではない。
- .ktファイルをjavaコマンドで実行できる.classファイルにコンパイル可能
- 関数がファーストクラスオブジェクト。トップレベルに関数を書くことが可能
- 関数型プログラミングのスタイルでコーディングできる(map,filter等)
Javaで必要となる冗長なボイラープレートを省略できる仕組みが素敵
- スマートキャストでインスタンスの型チェックの手間を省略
- Data構文でhashCode(),equals(),toString(),copyなどを自動実装
- もちろん自分で書きたければ書ける
- 変数宣言時にデフォルトでnullが使えないのでぬるぽチェックのためのコードが不要になる
- nullを使う場合は明示的に?を型の末尾につける必要がある
val str1:String = "non null"//nullを代入するとコンパイル時にエラー val str2:String? = null //nullが使える
- 拡張実装によりprint文の追加*3
//同じものが出力される println("Hello, world!")//kotlinのprint文 System.out.println("Hello, world!")Javaのprint文 /*コード内のJavaのprint文はJavaのコードを書いている訳ではないことに注意。 .ktファイルにJavaはかけないが,javaのクラスは呼び出せる。 この例ではKotlinでJavaのSystemクラスのoutメンバのprintlnメソッドを読んでいるだけ。*/
実行環境が豊富
- REPL
- ブラウザ(javascriptにトランスパイルして動かしている?)*4
- 全てのJavaが動く環境。
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Kotlinc
コマンドでコンパイルしてjava
コマンドで実行。 - ただしKotlinランタイムライブラリが必要。
-
Javaからの移行がスムーズにできる
- KotlinからJavaのクラスには勿論アクセスできるが 逆も可能
- 既存のJava資産の活用可能
- Javaからkotlinへのコンバータがある。kotlinに不慣れなうちはこういうものに頼るのもありだと思う。
- 結構ガチでJavaエンジニアのパイを奪いに行く気迫を感じました
1日で100ページ以上読む必要があったのでかなり疲れた。会場近くのカフェでギリギリ勉強会でやる分まで読みきれた。勉強会の感想も近いうちに書きます。