約2年間続いた読書会で「プログラマのためのSQL」を読み終わりました
本日がラスト39回目で最終回。翻訳者のミックさんが参加され翻訳者後書きを読んでもらえました。非常に感慨深いものがありました。
初回が2017年3/1で二年と1ヶ月、全39回で読み終わりました。私は15回から参加しています。ちなみに私は目黒バイナリ勉強会で参加数2位のようです。(一位は@quwaharaさん)
meguro-binary-study.connpass.com
会場は中目黒でした。寒いためか花見客が少なかった?そうです。
打ち上げ。シリコンバレーのエンジニア事情などの話題で盛り上がりました。
本書について
- 作者: ジョー・セルコ,Joe Celko,ミック
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 大型本
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本書はSQLをメインテーマに書かれた和書で最も分厚いと思います(多分)。
本書に掲載されているクエリからはこんなこともできるのか!と感じさせるほどSQLの威力が存分に発揮されていますが、 一方でSQLの利用はデータ取り出しにとどめておいて、複雑なことは専用のミドルウェアやアプリでやるべきという主張も読み取れます。 普段書かないようなクエリを通してSQLとは何か?に迫る本書はSQLの入門マニュアルでも百科事典でもなく、SQLのエッセンスに迫れる数少ない一冊であると思います。特にNullについて書かれている13章はSQLに関わる全エンジニアにお勧めです。
- セルコの日記のようなページ
- よくわからない雑学(グレゴリオ暦の話とか)
- かなり複雑で長いSQLがほとんど説明がなく掲載されている(しかもエラーで動かないものも多い)
- コンピュサーブ(昔のコミュニティサイト?)の投稿SQLなどが解説不足した状態で沢山掲載されている
などの一人で読むには辛い&冗長なページが沢山あるので個人で通読するにはあまり向かないような気がします。 という訳で様々なRDBベンダーのユーザーで集まってワイワイ話しながら読み進めることができたので、個人的に贅沢な読み方ができたのではないかと思います。
今から読むなら本書よりもミックさんが書かれている達人シリーズの方が本書のエッセンスが濃縮&抽出されていておすすめです。
達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ (CodeZine BOOKS)
- 作者: ミック
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2018/10/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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達人に学ぶDB設計 徹底指南書 初級者で終わりたくないあなたへ
- 作者: ミック
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 21人 クリック: 316回
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今後目黒バイナリ勉強会では何を読むのか?
私が決めることではありませんが多分以下の2冊が候補になっていると思います。
失敗から学ぶRDBの正しい歩き方 (Software Design plus)
- 作者: 曽根壮大
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/03/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個人的に今後読む本
多方面から勧められていますが、今日ミックさんにも勧められたのでこの本は通読したい
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
- 発売日: 2000/10/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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他
商用rdbってベンチ取ったものを公開するのNGのものが多いらしい。知らんかった
— yuYabu☕︎珈琲好き (@yuyabu2) April 2, 2019
セルコが一番使ってる可能性があるのはSQL Serverらしい
— yuYabu☕︎珈琲好き (@yuyabu2) April 2, 2019
手ぶら通勤のためサインもらえるようなものがないよ😭
— yuYabu☕︎珈琲好き (@yuyabu2) April 2, 2019
シリコンバレーのエンジニアより日本のエンジニアの方が可処分所得はたかそう。
— yuYabu☕︎珈琲好き (@yuyabu2) April 2, 2019
参加者のみなさん、主催の木村さん、翻訳者のミックさん、そして原作者のセルコさんありがとうございました&お疲れ様でした。