自分が参加した読書会(輪読会)を簡単に紹介
先日このようなコメントをいただいたので、
読書会というのは、本をみんなで読む会(そのままですが....)というものなのでしょうか?感想を語り合う、というか
自分が参加したことがある読書会(輪読会)について紹介してみたいと思います
広尾勉強会グループ
特徴:平日開催、懇親会なし、設計、テスト
- 作者: Kent Beck,和田卓人
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2017/10/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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スタイルとしては@secret_hamuhamuさん主催で
節、あるいは適切なブロックごとに区切って黙読タイム、討論タイムを設けて読みます。 それぞれ適当な時間をはむはむさんがタイマーで区切って本を読みます。
私が参加した読書会の中で唯一音読せず、討論時間もしっかりタイマーで図っているので
- 進みペースが良い
- 討論が脱線することが少ない
などの特徴があり、思い返すと生産性が高くなる工夫を一番されていたと思います。転職されたり、本を全て譲渡されたりしたので、今後はむはむさんが勉強会を開催されるかどうかはよくわかりません。
目黒バイナリ勉強会
特徴:SQL、平日開催、懇親会なし
meguro-binary-study.connpass.com
OracleでMySQLのサポートをされている@meijikさんが主催の勉強会です
以下の2冊を読んでいます
- 作者: John L. Viescas,Douglas J. Steele,Ben G. Clothier,株式会社クイープ
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: ジョー・セルコ,Joe Celko,ミック
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/05/24
- メディア: 大型本
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スタイルとしては基本音読で適当に切れ目がいいところで分担して読んでいきます。
- 木村さんのMySQL知識が豊富
- 様々なDBユーザーが集まるので議論が面白い(DB2/Oracle/MySQL/PostgreSQL)
などの特徴があります。どちらの会も勉強になりますが、参加されるならEffective SQLがおすすめです。プログラマのためのSQLはマニア向けな感じがあります。
ちなみに勉強会の名前は@7shiさんが過去に池袋でやっていた池袋バイナリ勉強会のマネらしく、特にバイナリなどの低レイヤー技術をやる会という訳ではなさそうです?
横浜go読書会
特徴:休日開催、懇親会あり、Golang
JavaやGo関連の翻訳などで著名な@yoshiki_shibataさんが主催の勉強会です。 月一回ペースでGoに関連する本を読んでいきます。
適当な切れ目で区切って参加者が音読します。
前回までGoならわかるシステムプログラミングを読んでいました。次回からGo言語による並行処理が始まります。
- 作者: 渋川よしき,ごっちん
- 出版社/メーカー: ラムダノート
- 発売日: 2017/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: Katherine Cox-Buday,山口能迪
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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柴田さんがパソコンをプロジェクターに繋げてGoの実装などを写しながら本の内容と対比して説明されたりするので、一人で読んでいては到底得られないような知見を得ることができます。
Java読書会
特徴:休日開催、懇親会あり、実施時間が長い、Java、歴史が長い
@boochnichさん@ttdummyさんが主催の勉強会でJavaに関連する本を毎月1会ペースで読んでいきます。
土曜の朝10:00から夕方17:00までやるので紹介している勉強会の中では一番実施時間長いです。勉強会自体の歴史も一番長く(1998~)継続して参加されている方が多いため
- 同じ本を共通して読破している
- 「Java」というキーワードで集まってきているのでそちらの知識が豊富
などの特徴があります。書記以外の参加者が音読し、30分で読み方を交代していきます。 今は現場で役立つシステム設計の原則を読んでいます。
現場で役立つシステム設計の原則 〜変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法
- 作者: 増田亨
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/07/05
- メディア: Kindle版
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おそらく次の本はEffective Javaの3版になると思います
前職ではベテランのJavaエンジニアと会話する機会がなかったので、そこが大きなモチベーションでした。
余談ですがttdummyさんはJavaに関する本はほとんど持っているそうです。
分散処理本・CC本読書会
特徴:英語、平日開催、懇親会?あり*1、データベース、分散システム
どちらも英語の本です。@okachimachiorz1さんが朗読して節や段落など切れ目で参加者が自由に意見を言い合います。だいたい2週間に1回くらいのペースで開催されています。
Distributed Computing: Principles, Algorithms, and Systems
- 作者: Ajay D. Kshemkalyani,Mukesh Singhal
- 出版社/メーカー: Cambridge University Press
- 発売日: 2011/03/03
- メディア: ペーパーバック
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Concurrency Control and Recovery in Database Systems
- 作者: Philip A. Bernstein,Vassos Hadzilacos,Nathan Goodman
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley
- 発売日: 1987/02/01
- メディア: ハードカバー
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参加者は朗読しないため、特に英語が読めなくても問題ないと思います(要予習)。 不明瞭なところは随時引用されている論文を参照しにいったり、ホワイトボード上に実際にグラフや図を書いて議論が始まります。
データベースのユーザーではなく開発側の人たちや研究者の方が多く、一般的なソフトウェアエンジニアの知見とは違う文脈で議論が進むため、混乱することがよくあります。
また他の勉強会とかなり毛色が違うこともあり、予習・復習が欠かせません。
まとめ
なんとなく参加したいが、足を引っ張らないだろうか?迷惑ではないだろうかと不安に思うかもしれませんが、 担当を決めて予習してきたことをレクチャーするタイプの読書会以外は基本的に誰でもウェルカムな空気があります*2
どの勉強会も自分が一番弱いのでいい感じにBe The Worstができていると思います。